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大会長挨拶

広島大学原爆放射線医科学研究所
教授 稲葉俊哉

 日本放射線影響学会第59回大会を平成28年10月26日(水)~28日(金)の期間、広島市・JMSアステールプラザを会場に開催させていただくことになりました。広島大学や放射線影響研究所所属の日本放射線影響学会会員に実行委員を、全国の各分野の専門家にプログラム委員をお引き受けいただき、鋭意準備を進めているところです。
 人類が放射線の存在を認識してから120年の歳月が経過しましたが、日本放射線影響学会は私の生まれ年である1959年に創立されました。20世紀の放射線影響研究は、動物実験の材料が犬から遺伝子改変マウスへと進化し、分子細胞レベルでの研究が主流になるなど大きく変遷しましたが、その中心は、原子爆弾やチェルノブイリ原子力発電所事故などを念頭に置いた高線量被曝影響研究でした。
 こうした中、2011年に発生した福島第一原子力発電所事故により、帰還困難地域に居住されていた数万人の方々が未だに帰宅できない深刻な状況が続く中、低線量放射線影響研究の推進が叫ばれ、放射線影響研究は遺伝子・分子レベルの研究へのシフトに続く第二の転換期を迎えた感があります。しかしその一方で、低線量放射線影響研究を軌道に乗せ、将来を見通すことが必ずしも容易ではないことも明らかになってきています。加えて内部被曝研究や、懸念される高線量被曝事故対応など、福島原発事故をきっかけに特段の研究の進展が待たれている課題が山積しています。
 今大会のテーマ「福島から5年、放射線影響学は今」は、ここで一度立ち止まって5年間を振り返り、未来へ跳躍する「タメを作る」機会にしたいとの考えから設定いたしました。申し上げるまでもなく、放射線影響学の持つ広い間口をそのまますくい取り、様々な側面を俯瞰して実り多い大会にしたいと考えております。また、優秀演題賞を設定して懇親会の席で選考結果を発表するなど、本学会誕生後に生まれた若手の研究者に奮ってご参加いただき、大会を盛り上げていただけるような工夫をしてまいります。
 シンポジウムやワークショップの公募を皮切りに、一般演題やその他の企画につき、順次、募集等のご連絡を差し上げます。多くの会員のご参加を得て、有意義な学会にしたいと熱望しておりますので、どうか宜しくお願い申し上げます。